こんにちわ、ゆうきです。
AIエージェントを複数使っているのに、なぜか開発が遅い。
そんな状態に入ったことがある人は多いと思います。
実はそれ、AIの性能が足りないというより、役割分担が曖昧なことが原因かもしれません。
今日は、Antigravity、Claude Code、CodeX をどう使い分けると、AI 開発 効率化が一気に進むのかをまとめます。
結論から言うと、2026年の VIBE CODING は「一番賢い AI を 1 台選ぶゲーム」ではありません。
誰に何を任せると一番強いのかを設計するゲームです。
同じ仕事を 3 つの AI に同時にやらせても、思ったほど前には進みません。
むしろ、役割が被って混乱し、ログも散らかり、判断も遅くなります。
逆に、役割をきれいに分けると、一気に世界が変わります。
僕の結論を最初に言うと、こうです。
- Antigravity は「軍師」
- Claude Code は「特攻隊長」
- CodeX は「万能副官」
この 3 つを別の人格、別の責任範囲として使う。
これが、今のところ一番強いです。
今日はその理由と、実際にどう回すと VIBE CODING が「ノリだけの開発」ではなく「勝てる開発」になるのかを、かなり具体的に書いていきます。
使い分けが必要な理由
AI を導入した直後は、誰でもこう考えます。
「一番賢い AI 一台に全部やらせればよくない?」
気持ちはめちゃくちゃ分かります。
でも、実際に開発の現場で回してみると、全部を 1 人に背負わせるやり方は、途中で必ず鈍ります。
理由はシンプルです。
開発というのは、実は 1 種類の仕事ではないからです。
たとえば、ひとつの機能を作るだけでも、
- そもそも何を作るべきか考える
- どの順番で実装するか決める
- 既存コードを調査する
- 実際にコードを書く
- エラーを潰す
- 仕上げの調整をする
- ドキュメントを残す
という、全く性質の違う仕事が混ざっています。
ここを全部ひとまとめにして AI に投げると、毎回コンテキストが膨れ上がるし、どこまで考えて、どこから手を動かすべきかも曖昧になっていきます。
だからこそ、AI エージェント 使い分け が必要なんです。
AI を「万能神」として使うのではなく、「チーム」として使う。
この発想に切り替わった瞬間、VIBE CODING は一段上のゲームになります。
3つの役割分担
まずは、3 つの立ち位置をハッキリさせます。
Antigravityは軍師
Antigravity とは、僕の中では「何を作るか」「どう勝つか」を考える役です。
たとえば、
- この LP は誰に向けるべきか
- MVP はどこまでに絞るべきか
- この機能は今入れるべきか後回しにすべきか
- 導線はどう設計したらコンバージョンが上がるか
- UI の構成はどうしたら迷わないか
みたいな、上流の意思決定に強い。
つまり、Antigravity に向いているのは「実装前の頭脳仕事」です。
まだ輪郭が曖昧なものを整理して、設計図にする。
ここで無理にコードまで書かせようとするより、最初に勝ち筋を言語化させた方が、後工程が圧倒的にラクになります。
Claude Codeは特攻隊長
Claude Code 使い方 のコアは、方向性が決まった後の「前進力」にあります。
要件が見えていて、
- この画面を作る
- この機能を追加する
- この不具合を直す
- この仕様で全体を組み替える
のような、大きめの仕事を一気に進めるのに向いています。
特に、複数ファイルにまたがる変更や、ある程度まとまった実装量がある依頼では、本当に頼もしいです。
だから僕は、Claude Code を「現場で突破口を開く人」として使っています。
CodeXは万能副官
Codex 使い方 を一言でいうなら、小回りと実務密着です。
CodeX の強さは、
- 今のコードベースでどこを触るべきか調べる
- 影響範囲を確認する
- 細かい修正を入れる
- テストやコマンドを回して検証する
- README や Obsidian に知見を残す
- 「この変更、危ないところない?」とレビューさせる
こういう仕事にあります。
僕の感覚では、CodeX は「最後の 20% を仕上げる力」が高いです。
そしてこの最後の 20% こそが、実務では一番重要だったりします。
動くものを作るだけなら誰でもできる。
でも、ちゃんと使える状態にして、次回につながる知見まで残すところまでやると、開発の価値は一気に跳ね上がる。
ここで CodeX が効きます。
最強の回し方は設計→実装→仕上げ
じゃあ実際にどう回すのか。
おすすめは、めちゃくちゃシンプルです。
- Antigravity で設計する
- Claude Code で実装する
- CodeX で仕上げる
この 3 段構えです。
たとえば、新しいアプリや LP を作るとします。
まず Antigravity に、
- 誰向けのプロダクトか
- 何を一番伝えるか
- 最小構成は何か
- どんな画面が必要か
を詰めさせる。
ここで重要なのは、「何を入れるか」より「何を捨てるか」を決めることです。
VIBE CODING が事故る最大の原因は、作る前から盛り込みすぎることです。
次に、その整理された要件を Claude Code に渡して、一気に作らせる。
このフェーズでは、完璧さより前進を優先した方がいいです。
「まず動くものを出す」。
これは AI 開発でも、人間の開発でも、やっぱり強い。
そして最後に CodeX で、
- 不要な部分を削る
- エラーの原因を追う
- 細かい体験を整える
- 命名や文言を整える
- テストする
- 知見をメモに残す
ところまでやる。
この最後の仕上げまで入れると、単なる試作品ではなく、「次の行動を呼び込めるアウトプット」に変わります。
実際の場面ごとの使い分け
ここはかなり大事です。
現場では、毎回きれいに「設計・実装・仕上げ」と分かれていないからです。
だから僕は、よくある場面ごとにこう切り分けています。
新規で何かを立ち上げるとき
この時は、まず Antigravity です。
まだ霧の中にある構想を、要件と導線に変える必要があるからです。
その後に Claude Code で本体を作る。
最後に CodeX で微修正と整理。
既存プロジェクトを改善するとき
この時はいきなり Antigravity ではなく、先に CodeX で現状調査を入れることが多いです。
既存コードの構造を把握してからでないと、抽象的な改善案がズレることがあるからです。
つまり、
CodeX で現状把握
→ Antigravity で改善方針
→ Claude Code で大きく改修
→ CodeX で仕上げ
この順番がかなり安定します。
詰まったとき
詰まった時に一番危ないのは、同じレイヤーでずっと悩み続けることです。
実装で詰まっているのに、さらに実装の細部だけを見続けると沼ります。
そんな時は一回役割を切り替える。
- CodeX で現状整理
- Antigravity で打開策の再設計
- Claude Code で突破
この切り替えをやると、驚くほど詰まりがほどけます。
やらない方がいい使い方
ここも重要です。
強い布陣は、使い方を間違えると普通に弱くなります。
僕があまりおすすめしないのは、次の 3 つです。
3つのAIに同じ質問を投げ続ける
一見、比較できて良さそうに見えます。
でも実際は、情報が増えすぎて判断コストが上がります。
比較のための比較にハマると、開発は止まります。
設計が固まっていないのにClaude Codeに全部やらせる
これは短期的には進んで見えます。
でも後から「何のための機能だっけ?」が大量発生しやすい。
特に事業に近い開発ほど、上流の解像度はケチらない方がいいです。
CodeXを単なる補助輪としてしか使わない
CodeX は雑用係ではありません。
むしろ、現場を締める力があります。
調査、検証、レビュー、ドキュメント化まで回せるので、最後の完成度を上げる役としてかなり重要です。
僕が実際によく使う投げ方
抽象論だけだと再現しにくいので、実際にどう指示しているかも少し書いておきます。
Antigravity には、こんな感じで投げます。
「この LP は AI 構築代行を売るためのもの。対象は中小企業の経営者。最短で問い合わせにつながる構成を作って。MVP に絞って、不要機能も切ってほしい」
Claude Code には、こうです。
「この要件でまず動く LP を実装して。ファーストビュー、実績、CTA、フォームまで一通り作って。既存デザインのトーンは崩さず、スマホ対応まで入れて」
CodeX には、こう投げます。
「今の実装を読んで、成約率を下げそうな点を洗い出して。直せるものは直して、最後に README と Obsidian 用の変更メモも残して」
ポイントは、3 つとも同じテーマを扱っていても、期待する責任が違うことです。
Antigravity には判断を求める。
Claude Code には前進を求める。
CodeX には精度と整理を求める。
ここが曖昧だと、AI 側も「どこまでやれば正解か」がぼやけます。
逆にここが明確だと、驚くほど噛み合います。
2026年のVIBE CODINGはAIチーム開発
僕はもう、AI と一緒に開発することを「一人でやっている」とは思っていません。
感覚としては完全に、
- 戦略担当がいて
- 実装担当がいて
- 副官がいて
- 自分は全体の意思決定者として舵を取る
という、少人数の精鋭チームです。
この感覚を持てるようになると、AI への指示も変わります。
「何か作って」ではなく、
「今回は君の責任範囲はここ」
「ここまでは決まっているから、次を進めて」
「ここは判断して、ここは判断しないで」
という渡し方に変わる。
すると精度が上がるし、やり直しも減るし、何より疲れにくくなります。
2026年の VIBE CODING は、プロンプト一発で全部やってもらう魔法ではありません。
AI を役割で編成し、流れで使い分け、開発の摩擦を消していくことです。
まとめ
もし今、「AI は便利だけど、なんだか開発が散らかる」と感じているなら、原因はツールの性能差ではないかもしれません。
多くの場合、問題は使い分けの不在です。
僕のおすすめは、これです。
- Antigravity で勝ち筋を決める
- Claude Code で大きく前進する
- CodeX で現場を締めて完成度を上げる
この分業ができると、VIBE CODING は一気に強くなります。
ノリで作るだけの AI 開発ではなく、成果につながる AI 開発へ。
2026年に本気で勝ちにいくなら、この 3 人を「同じ道具」としてではなく、「役割を持ったチーム」として扱う。
それが、今の僕の結論です。
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ゆうき
VIBE OS 開発リーダー / AI 戦略パートナー
「思考を現実に変える」スピードを研究中。
